2026.06.11
【浮気調査の流儀】一度きりの浮気でも慰謝料は請求できるか|金沢・富山の老舗探偵が解説

探偵の桂木紀子でございます。
昭和39年、金沢の泉本町で探偵の道を歩み始めてから今日に至るまで、私は金沢や富山で桂木紀子探偵事務所を運営しながら、この北陸の地で、裏切りに傷つき、それでも前を向いて戦おうとする方々の歴史を共に見つめてまいりました。
配偶者の不倫に気づき、必死の思いでスマートフォンの画面をスクロールしたり、机の奥の領収書を調べたりしているご相談者様から、切実な表情でこのようなご質問をいただくことがございます。
「一度きりの浮気であっても、相手に慰謝料を請求することはできるのでしょうか」
「相手の女は、魔が差しただけ、一度きりだと開き直っているのですが、それでも責任を取らせることは可能ですか」
愛する人に裏切られた側の心は、回数が一度であろうが百度であろうが、深く、鋭く切り裂かれるものです。その計り知れない精神的苦痛に対して、当然ながら正当な対価としての慰謝料を求め、相手に深く反省を促したいと願うのは当然の心理でございます。
しかし、半世紀以上にわたり男女のトラブルと法的な現実を見つめてきた実務家として、私はここで、裁判所という公の場が下す冷酷な判断基準について、あらかじめ正直にお伝えしなければなりません。
結論から申し上げますと、一度きりの不倫であっても、法的な請求を行うこと自体は可能です。しかし、裁判で相手の嘘を崩せず、本当に一度きりの関係だとみなされてしまった場合、認められる慰謝料の額は相場よりも著しく低くなる、あるいは最悪の場合、請求そのものが退けられてしまうという、非常に厳しい壁が存在するのです。
本日は、一度きりの不倫における慰謝料請求の法的な扱いと、裏で巧妙に嘘をつく不倫相手や配偶者の心理、離婚しない場合の家計のジレンマ、そして相手の嘘を暴いて正当な結果を手にするために必要な証拠の重要性について、詳しく解説させていただきます。
法律が定める不貞行為の定義と、回数がもたらす裁判所の判断
まず、なぜ一度きりの浮気だと慰謝料請求が難しくなるのか、その理由を法的な視点から説明いたします。
日本の法律において、慰謝料請求の根拠となるのは肉体関係を伴う不貞行為でございます。そして、裁判所が不倫の慰謝料を認める最大の基準は、その不貞行為によって夫婦の平穏な婚姻生活が破綻したかどうかにあります。
過去の多くの裁判例において、裁判所は、たった一度だけの行きずりの関係や、一時的な過ちについては、婚姻関係を完全に破綻させるほどの影響はなかったと判断する傾向が非常に強いのです。法律の世界では、不貞行為とは原則として、ある程度の期間にわたり継続的、かつ反復して行われる男女の関係を指すものと考えられているからでございます。
そのため、もし裁判で本当に一度きりの浮気であると認定されてしまうと、あなたがどれほど夜も眠れないほどの苦痛を訴えたとしても、認められる金額は一般的な不倫慰謝料の相場よりも著しく低い、数十万円程度に抑えられてしまうケースがほとんどです。これでは、被害者であるあなたにとってあまりにも不条理な現実と言わざるを得ません。
不倫相手や配偶者が必ず口にする、「一度きり」「魔が差した」という嘘

しかし、ここで長年の探偵としての実務から、さらに重要な事実を申し上げます。
私がこれまで手掛けてきた数え切れないほどの浮気調査において、配偶者や不倫相手が、本当にたった一度きりしか肉体関係を持っていなかったというケースは、全体のほんの数パーセント、極めて稀な例外でございます。
不倫が発覚した際、あるいは内容証明郵便などで請求が届いた際、彼らはほぼ確実にこう口を揃えます。
「本当に一度きりなんです」「魔が差しただけなんです」「もう二度と会いません」
なぜ彼らは揃いも揃って一度きりだと主張するのでしょうか。理由は簡単です。回数を少なく偽ることで、あなたからの追及の火の手を弱め、少しでも慰謝料の額を減らし、自らの罪を軽く見せようとする計算が働いているからに他なりません。つまり、彼らの言う一度きりという言葉のほとんどは、自らを防衛するための見え透いた嘘、欺瞞なのでございます。
もしあなたが、相手のその言葉を信じて妥協してしまえば、彼らは水面下で巧妙に連絡を取り合い、ほとぼりが冷めた頃に必ず不倫関係を再開いたします。一度覚えた甘い蜜の味を、口約束だけで断ち切れるほど、人間の意志は強くないのが現実なのです。
離婚を選択しない場合に直面する、家計のジレンマ
ここで、私が相談室で繰り返しお伝えしている、離婚をしない場合の家計のジレンマという現実的な問題についても触れておかなければなりません。
もしあなたが、子どもの将来やこれからの生活を考えて、今回は離婚を選択せず関係を修復する道を選ばれる場合、配偶者に対して慰謝料を請求することにはあまり意味がございません。夫婦で財布を共にしている以上、身内でお金が移動しているだけに過ぎず、むしろ弁護士費用を支払う分だけ、あなた方の生活基盤が目減りしてしまうからでございます。
そのため、離婚をしない場合は、外部の人間である不倫相手にのみターゲットを絞ってきっちりと慰謝料を請求し、社会的、経済的な責任を取らせるのが実務上の定石となります。
しかし、その不倫相手に対して請求を起こしたとき、相手が弁護士を立てて「あれは一度きりの過ちだったから慰謝料は支払わない、あるいは大幅に減額すべきだ」と主張してきたら、あなたはどう対抗するのでしょうか。
法律の場、特に不倫の慰謝料請求裁判や示談交渉においては、あなたの感情や主観的な疑いは一切通用いたしません。相手が一度きりだと主張しているのに対し、それを客観的に裏付ける証拠がなければ、その一度きりという相手の嘘の主張がそのまま通ってしまうことになるのです。
一度きりの主張を完璧に覆す、探偵による継続性の立証
不倫相手の逃げ道を完全に塞ぎ、二度と嘘をつけない状況に追い込むために必要不可欠なもの。それこそが、私たちプロの探偵が作成する、複数回にわたる継続的な不貞行為の証拠(調査報告書)でございます。
金沢駅前や富山市に相談室を構える私たち桂木紀子探偵事務所は、昭和39年の創業以来、北陸独特の地域性や車社会の特性を熟知した熟練の調査員たちが、対象者に気配を一切悟られることなく、執念深く行動を追いかけ続けてまいりました。
私たちが作成する調査報告書は、一度だけの接触を記録したものではございません。別々の日に、複数回にわたってラブホテルや相手の自宅などの密室に出入りする姿を分単位の行動記録と鮮明な映像で捉え、関係が長期間にわたって継続していることを明確に立証いたします。
この複数回の証拠という圧倒的なカードが手元にあって初めて、状況は一変いたします。「私は一度しか肉体関係を持っていません」という不倫相手の弁明に対し、この分厚い報告書を突きつけることで、相手の嘘を根底から論破することができるのです。
継続的な不倫であったことが証明されれば、裁判所も相手の悪質性を重く受け止め、慰謝料が高額になるケースも含め、正当な支払いを相手に命じることになります。また、相手はこれ以上争っても勝ち目がないこと、そして生々しい証拠が公の場に晒されることを恐れ、裁判になる前の示談交渉の段階で、こちらの提示する厳しい条件を素直に受け入れるようになるのです。
丸腰で戦わず、一生のお守りとなる証拠を手にして解決へ
たとえ今は離婚をしないと決めていても、不倫相手の嘘を暴き、きちんとした形で解決しておくことは、あなたの未来のために絶対に必要です。なぜなら、その時に掴んだ確実な証拠は、将来万が一、相手が再び裏切ったり、あなたが本当に限界を迎えて離婚を決意したりしたときの、あなた自身と大切なお子様の生活を守り抜くための強力な切り札、すなわち一生のお守りとしてあなたを支え続けるからでございます。
「一度きりの浮気と慰謝料請求」のポイントまとめ
今日、私がお話ししたことを、もう一度心に留めておいてください。
- 一度きりの浮気でも慰謝料の請求は法的に可能だが、裁判では金額が大幅に低くなる傾向がある
- 不倫相手や配偶者が口にする「一度きり」「魔が差した」という言葉の多くは、罪を軽くするための嘘である
- 相手の嘘を暴き、適切な慰謝料を認めさせるには、複数回の継続的な不貞を証明する探偵の証拠が不可欠である
私たち桂木紀子探偵事務所は、石川県(金沢市)と富山県を拠点に、浮気調査をはじめ、素行調査や身元調査など、真実を明らかにするあらゆる調査に対応しております。昭和39年の創業以来、この北陸の地で積み重ねてきた信頼と実績が、あなたの未来を守る盾となります。
相手の言葉を信じて裏切られ、一人で夜も眠れない日々を過ごしておられるなら、どうか感情や口約束だけで解決しようとしないでください。まずは確たる事実を掴み、法的に正しい手順を踏むことが何よりも重要です。半世紀以上の経験を持つ私が、あなたの真実への羅針盤となり、最善の解決へと続く道筋をお示しいたします。ご相談は無料です。



