従業員の行動調査

中小企業が事業を継続していく為には、一人ひとりの従業員が与えられた役割を果たし、会社の利益のために行動することが欠かせません。

従業員が営業で毎日外に出ているが、成績が一向に上がらず本当に仕事をしているのか。
長年経理を任せている社員がいるが、本当にきちんとした経理処理がなされてるのだろうか。
従業員の仕事に対する取り組む姿勢や人間性は会社の業績や信用に大きく関わってきます。
また、素行の悪い社員・社員を雇い続けることは会社にとって大きなマイナスとなります。
場合によっては会社の存続にかかわる事態を引き起こす要因ともなりかねません。

被害が拡大する前に、速やかな対応が必要です。中立な第三者の目で従業員の行動を調査することをお勧めします。

ご相談の多いケース

  • 経理処理に不審な点がある
  • 会社の機密情報が他社に漏れている気がする
  • 毎日営業に出ているがまったく成果が上がらない
  • 交際費の割に営業成績が上がらない
  • やけに金遣いの荒い従業員がいる
  • 病欠や早退がやけに多い社員がいる

従業員の行動調査に関する調査実績

支店長の行動が怪しい

調査地域
富山県高岡市
依頼者
本社総務部長
対象者
支店長

ご相談内容

本社は大阪にあり高岡に支店を持っている。1年程前から高岡支店の売上が急激に低下したため、内部調査を行った。その結果、10年前から高岡支店長(A)を任せている人物が当社と同業種の法人を設立し、当社の仕事をその会社で請け負っているという事実を掴んだ。支店長の行動と当社の取引先の動向を調査して欲しい。

調査概要

依頼者が事前に行った内部調査の結果を裏付けることが今回の調査の最大の目的である。
そのため、A支店長の行動を監視し、取引先等との接触を確認することとした。
調査開始から2日後、依頼者より情報提供を受けた取引先へA支店長が訪問することを確認する。また、高岡支店の従業員を尾行したところ、とある工事現場を確認する。工事看板には依頼者企業の会社名ではなくA支店長が設立した会社名が施工業者として記載されていた。依頼者の会社の外注先等にも聞き込みを行い。その後も、約1カ月の間A支店長の行動を調査した。

後日談

当社の調査結果を受け、依頼者が支店従業員及び取引先、外注先に聞き取りを行った。
その結果、A支店長は依頼者の会社の従業員及び取引先に対し、依頼者の会社が近いうちに倒産すると嘘の情報を流し、A支店長が設立した会社に仕事を依頼するように仕向けていたことが明らかになった。また、従業員にも同様の情報を流し、A支店長の行動に協力させていたとのことであった。A支店長は即時に解雇し、依頼者の会社に対し損害を賠償する旨の公正証書を交わし、少しずつではあるが弁済をしているそうである。

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