書籍紹介

第7章 女の目から見た男たち ③ 男の使命感 160P

義者と評価されるらしく、それで戦争はすべて邪悪なものとし、戦争に参加することを悪としてしりぞける風潮があるようだ。

揚げ句は、戦後、日本が今日のようになったのは、まるで自力だけでなしえたかのように錯覚しているのであろうか、横目でアメリカとアフガニスタン、あるいはイスラエルとパレスチナ等の問題を見つめながら、自国中心の安全主義で世界が回っていくとでも……。

それこそ思い上がりというもので、もしそれを本心で主張するなら、日本が国際社会から離脱し、先進国との間にせっかく結んだ同盟関係からも、不参加を申し出るべきであろうと思う。

こんなことは、ビジネスをやっていれば、経済社会そのものが戦争であることや、企業が戦う組織で、経営者や社員が戦闘的でなければ生き残れないことぐらい常識であるのだが、ところが、まともな神経が麻痺(まひ)しているのか、あるいは平和ボケしたようなのが、一枚絡んでくると、事がややこしくなるから困ったものである。

大河ドラマの「北条時宗」を見ながら、フビライが日本を支配するために攻め入った、あの元寇(げんこう)

続く・・・

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