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第7章 女の目から見た男たち ④ 子供教育にオヤジは欠かせない 167P

に回答を見出そうにも訳が分からなくなってしまうから、冷静に我が子の姿形を見て決心したほうが確かであるというものだ。

また、親や学校が手に負えないまま社会に出せば、実際ありがた迷惑というもので、社会に対して責任転嫁しないことである。

もともと、社会というものは、なんだかんだと議論したところで、生存競争の世界。親や教師がどうにもならず、それを本人自身も自覚しない「落ちこぼれ」はどんどん切り捨てられて、やがてごみ屑(くず)のように捨てられていく、厳しいようだがそれが現実というものである。

これは、郊外の新興団地の一角にあるサラリーマン家庭の一幕である。

最近の子供は、世相にはけっこう敏感で、親もハッと驚くような質問も投げ掛けてくるのでウカウカしておれない。

息子「どうしてママは、牛乳飲んでもおなかをこわさないの?」

パパ「それはね、ママは小さい時に『アルプスの少女ハイジ』に憧(あこが)れて、羊のお乳を直接口に当てて飲んでいたからだよ」

ママ(キイーッと、その目が突き刺さる!)

続く・・・

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