書籍紹介

第7章 女の目から見た男たち ⑥ 男にとって職業とは 179P

質が高いものがある。

その結果、男がせっせと積み重ねてきた知識や経験、社会基盤がだんだん崩れだし、否定されてきており、特に、ある種の固定観念に縛られ、物事をひとつの方向からしか見ることのできないもの、つまり、人間も人生も自分の見える範囲で、それがすべてだと思っている男たちというのは悲劇としかいいようがない。

例えば、主婦の不倫や熟年離婚の背景に、その傾向が多く目につくのであるが、自分でも困難にぶつかった場合、打開策が浮かばず行き詰まって、臨機応変というのができず、そんな姿を今の女たちは見抜いているから、もったいぶって説法しても、プイと横を向かれ、鼻先でせせら笑われてしまう、そんな姿である。

日常生活における光景の一幕であるが、男も女も二十四時間という平等の時間が与えられており、男が一歩働きに出た後は、いよいよ女の社会である。

テレビなどでしっかりと世の中の動向と情報をキャッチした主婦たちが、何かと理由をつけて寄り合いとなる。

女三人寄れば、かしましなんとか

続く・・・

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