書籍紹介

第7章 女の目から見た男たち ③ 男の使命感 163P

もたらし、自分の言葉や行動に自信を失っているのであり、小泉総理が終戦記念日の八月十五日に、靖国神社参拝を行うと公言しただけで大騒ぎをしている。

きっと、小泉総理の内情は、終戦直後に子供たちのために名作「ビルマの竪琴」を書いた竹山道雄さんの、「当時は、日本軍のことは悪口をいうのが流行で正義派でした。義務を守って命をおとした人たちの、せめてもの鎮魂をねがうことが、逆コースであるなどといわれても、私は承服することはできない」と同じでなかったろうか。少なくとも私はそう思いたいのであるが、いずれにしても、平和への誓いを新たにする「戦没者追悼」の意味が、もはやこの国では通用しないのだろうか、という疑念さえ抱いてしまうというものだ。

その一方で、これに反対する国から、過去を責められ、ミサイルによる脅迫にまで屈服し、戦時補償で謝りながら、金を捻出(ねんしゅつ)させられるようでは、いったい日本は黒字国なのか赤字国なのか?とさっぱりわからなくなってくる。

女だてらに、こんな発言をしていると、私も常識に反する奴だとか、危険思想者なんて批

続く・・・

  |  

Return to Top ▲Return to Top ▲